投稿日 2026年10月27日
【第105回 全国高校サッカー選手権大会 東京都大会 Aブロック 準々決勝】vs 東京朝鮮中高級学校
あと一歩、届かなかった舞台。それでも、最後まで戦い抜いた90分。
【試合結果】
前半 0-1
後半 0-0
合計 0-1 敗戦
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ベスト4を懸けた、運命の一戦
10月25日(日)、第105回全国高校サッカー選手権大会 東京都大会 Aブロック準々決勝が行われました。
対戦相手は、東京朝鮮中高級学校。
前節の城北高校戦を9-0で勝利し、勢いをつけて迎えた準々決勝。勝利すればベスト4進出、そして次なる舞台へと駒を進めることのできる、大切な一戦です。
この日の空は厚い雲に覆われ、時折小雨が降る、薄暗い空模様となりました。
会場には、試合開始前から独特の緊張感が漂います。
選手たちもまた、この一戦が持つ意味と重みを感じながら、ピッチへと向かいました。
スタンドから送られる大きな声援。
その声に背中を押され、ベスト4進出を懸けた戦いが幕を開けました。
一進一退の攻防。先制を許す苦しい展開
キックオフ直後から、両チームが激しくぶつかり合う展開となりました。
球際では互いに一歩も譲らず、ボールを奪えば素早く攻撃へと転じる、緊張感のある時間が続きます。
大成も積極的に前へとボールを運び、相手ゴールへ迫る場面をつくりますが、簡単には決定機を生み出せません。
互いの意地と勝利への執念がぶつかり合う中、試合が動いたのは前半22分。
相手に先制点を許し、0-1とリードを奪われます。
追いかける展開となった大成は、すぐさま反撃を試みます。
攻撃の糸口を探しながらボールを前線へと運び、同点ゴールを目指して攻め込みますが、相手の守備を崩し切ることができません。
その後も一進一退の攻防が続く中、前半終了。
0-1と、1点を追う形でハーフタイムを迎えました。
「逆転できる」――積み重ねてきた経験を信じて
ハーフタイム。
選手たちに伝えられたのは、これまでTリーグで経験してきた戦いを思い出すこと。
苦しい状況から立て直し、逆転するための力を、自分たちは積み重ねてきた。
だからこそ、自信を失う必要はない。
まだ試合は終わっていない。
もう一度、自分たちの力を信じて戦おう。
その言葉を受け、選手たちは互いに声を掛け合い、気持ちを奮い立たせます。
必要なのは、まず1点。
同点に追いつき、そこから逆転へと繋げるために。
全員がもう一度覚悟を決め、後半のピッチへと戻っていきました。
何度も迫ったゴール。それでも届かない1点
後半、大成は同点ゴールを奪うべく、さらに攻撃の勢いを強めます。
積極的に前線へとボールを送り、相手陣内でプレーする時間を増やしながら、得点の機会をうかがいます。
そして、幾度となく訪れるチャンス。
放ったシュートがゴールポストに阻まれる場面。
枠を捉えたシュートを相手GKの好セーブによって防がれる場面。
さらに、ゴールを狙った一撃が惜しくもサイドネットを揺らす場面もありました。
あと少し。
ほんのわずかな差で、待ち望んだ同点ゴールが生まれません。
それでも、選手たちは攻撃の手を緩めませんでした。
後半20分には、篠崎晴太に代わって梅田智丸がピッチへ。
さらに、後半33分には松本流宙に代わり、松本偉琉磨が投入されます。
選手を入れ替えながら攻撃の形を変え、何としてでも1点を奪おうと、最後まで相手ゴールへ向かい続けました。
前線では何度も動き直し、味方へボールを要求する。
中盤では激しい球際の争いに身体を投げ出し、こぼれ球を追いかける。
守備陣も相手の攻撃を食い止め、再び前線へとボールを繋ぐ。
走って、走って。
一つでも多くボールを奪うために。
一つでも多くチャンスをつくるために。
競り合いでは最後まで諦めずに跳び、全員が勝利への可能性を信じ続けました。
時間が進むにつれ、残された時間は少なくなっていきます。
それでも、選手たちの足は止まりません。
何度阻まれても、もう一度。
どれだけ苦しい状況でも、もう一度。
最後の笛が鳴るその瞬間まで、同点ゴールを追い求めました。
試合終了。届かなかったベスト4
しかし、最後まで相手のゴールをこじ開けることはできませんでした。
そして、試合終了を告げる笛が鳴り響きます。
0-1。
大成高校の全国高校サッカー選手権大会は、準々決勝で幕を閉じました。
その瞬間、ピッチに膝から崩れ落ちる選手たち。
悔しさを隠し切れず、涙を流す姿がありました。
あと1点。
何度もゴールへ迫りながら、最後まで届かなかった1点。
そして、あと一勝で手が届くはずだったベスト4の舞台。
その距離が、あまりにも遠く感じられる試合となりました。
けれど、最後まで走り続けたこと。
苦しい時間にも声を掛け合い、仲間を信じて戦い続けたこと。
何度得点を阻まれても、諦めずにゴールへ向かい続けたこと。
そのすべてが、選手たちがこの大会に懸けてきた想いを物語っていました。
この悔しさを、次の力に
3年生にとって最後となる全国高校サッカー選手権大会。
全国大会出場という大きな目標を掲げ、日々の練習や遠征、リーグ戦を通して、チーム全員で努力を重ねてきました。
思うような結果を残せなかった試合も、苦しい時間を過ごした日々もありました。
それでも、そのたびに自分たちの課題と向き合い、仲間とともに前へ進んできました。
積み重ねてきた努力があったからこそ、この敗戦の悔しさは簡単に消えるものではありません。
しかし、この経験を、ただ悔しいだけの思い出で終わらせるわけにはいきません。
届かなかった目標も、ピッチで流した涙も、これからの自分たちを成長させるための大切な財産にしていかなければなりません。
選手権という大きな目標への挑戦は、ここで終わりました。
しかし、今シーズンの戦いは、まだ終わっていません。
残されたTリーグは、あと3試合。
少しでも上の順位を目指し、最後の一戦まで全力を尽くします。
この悔しさを胸に刻み、今まで積み重ねてきたものを最後まで出し切ること。
そして、これまで支えてくださった方々へ、プレーと結果で感謝を伝えること。
選手権で得た経験を無駄にすることなく、チーム全員で再び前を向いて歩み続けます。
最後に
今大会を通して、大成高校サッカー部へ多くの温かいご声援をいただき、本当にありがとうございました。
試合会場に足を運んでくださった皆様。
遠くから試合結果を気にかけ、応援してくださった皆様。
そして、日頃から選手たちを支え続けてくださっている保護者の皆様、学校関係者の皆様。
皆様からいただいた声援は、苦しい場面でも選手たちの背中を押し、最後まで戦い抜くための大きな力となりました。
目標としていた全国大会出場を果たすことはできませんでしたが、この大会で得た経験と、皆様からいただいた応援への感謝を忘れることなく、残るリーグ戦に臨んでまいります。
選手権は終わっても、大成高校サッカー部の戦いは続きます。
最後の最後まで、チーム一丸となって戦い抜きます。
引き続き、大成高校サッカー部への温かいご声援をよろしくお願いいたします。
本当に、ありがとうございました。
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