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2025年度引退ブログ第3弾「3年間の日々」櫻庭 好誠

私の大成高校サッカー部での3年間は決して満足の行く3年間ではなかった。けれどこの3年間が私のこれからの人生においてかけがえのない最高のものだったということは間違いない。私は大成高校に入学した時右膝前十字靭帯断裂という選手生命が危ぶまれるほどの大怪我をして入学した。私はとても不安だった。こんな怪我をしてこれから大切な1年間サッカーができないとわかっていたからだ、それに大成高校サッカー部は都内でも屈指の強豪校であり多くの上手な選手が入ってくる。そんな上手な選手たちの中に大怪我をして約1年間サッカーができない私がついていけるのかと心から思っていた。私自身もう無理だなと思うことや、やめようかなと思うことはよくあった。しかしそんな私の支えになってくれたのはチームの仲間たちだった。私はみんなが練習している時グラウンドの空きスペースでリハビリをしていた、そうしているとみんなは「いつ復帰できるの?」などの温かい言葉をかけてくれた私はそれが何よりも嬉しく心の支えであった。そんなこともあり私はサッカーができるまで膝が回復した。ですが復帰してからが大変だった。やはり1年間というブランクは大きく周りとの技術の差は歴然だった、それに復帰したころはずっと膝の硬さがありとても痛く走るだけでも痛かった。そしてまた怪我をしてしまうのでは、と考えれば考えるほど以前の自分のプレーはできなかった。そんな状態でやるサッカーはほんとにつまんないし楽しくなくみんなの足を引っ張ってばっかでもうやめたいなーなんて思うことも多々ありました。ですがやはり私はサッカーが大好きで仲間といる時間はとても楽しかったので諦めずにやり続けました。ようやく膝の痛みもなくなり万全な頃に近づいて「よしサッカーができる」と思った時にはもう遅かったのです。現実は甘くありませんでした。私は入学前怪我が治ったらAチームに行ってやるなどと思っていました。ですがそんな簡単なことではなく私が怪我してる間みんなは上手くなっていて自分にはもう無理だなと思ってしまったのです。ですが私はサッカーができることが何よりも嬉しくそれが生き甲斐であったので続けることができました。私は最終的にはCカテゴリーでの公式戦でゴールを取ることができるまで回復することができました。とても嬉しかったし、諦めないでサッカーを続けてきてよかったなと心から思いました。3年間最高でした。
仲間へ
3年間ありがとう。自分が今こうして大成高校サッカー部でサッカーが続けられたのはみんながいたからです。私が怪我をしている間にみんなから多くの温かい声をかけてもらえたりサポートしたりしてくれました。そのおかげでサッカーを続けられました。怪我してばっかの私ですが支えてくれてありがとう。みんなといる時間が1番楽しかったです。普段の学校生活の中での会話や遠征の時の部屋で過ごす時間、みんなでおしゃべりしたことなど沢山あって書ききれないけどどれも最高の思い出です。みんな個性が強くて変なやつらだったけど3年生28人に出会えて本当に良かったです。私のかけがえのない最高の友達です。たくさんの思い出をありがとう。
両親へ
3年間ありがとうございました。怪我してばっかの自分だったけどここまで支えてくれてありがとうございました。毎朝お母さんはいつも早起きしてくれていつもおいしいお弁当を作ってくれました。いつもみんなで昼に食べていた何気ない日常の中のあのお弁当の味は忘れません。あのお弁当がなかったらここまで成長できなかったです。本当にありがとう。お父さんは常に自分のことを気にかけてくれていた。膝の調子は?といつも声をかけてくれていた。それが自分にとっての頼りでありました。それにいつも私に熱い言葉をかけてくれていて私を奮い立たせてくれました。あのたくさんの言葉は忘れられません。
3年間ありがとうございました。最高の両親です。
3年間自分は多くの人に支えられて今の自分があります。その人たちとも出会えて良かったです。本当にありがとうございました。

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