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【Bチーム】T4リーグ 第9節 vs. 駒場
T4リーグ第9節
🆚駒場
9月27日(土)19:10kickoff
@小さな森の家フィールド
T4リーグ最終節。対戦相手は駒場高校。
この一戦はただの試合ではなく、共に戦ってきた仲間たち、そして3年生にとってBカテゴリー最後の公式戦。選手権のメンバーに選ばれなければ、これが本当に最後のピッチとなります。その覚悟を胸に、チーム全員が、絶対に負けないという強い気持ちで試合に臨みました。ピッチに立つ選手も、ベンチから声を出す仲間も、同じ思いで試合に望みます。
試合はキックオフ直後から緊張感が漂いました。立ち上がりは落ち着かず、お互いに蹴り合いが続く展開。互いに簡単に主導権を握らせません。そして前半9分、待望の瞬間が訪れます。4番・藤本道(3年)が蹴ったコーナーキックに、13番・池永泰人(2年)が高い打点からヘディングで合わせ、ボールはゴールネットを揺らしました。大歓声と共に、見事な先制点。最終節はみんなの気持ちが乗った素晴らしいスタートになりました。
しかし、相手も意地を見せます。前半36分、駒場高校がサイドから鋭い突破を仕掛けてきました。インナーに走り込んだ選手へスルーパスが通り、そこからのマイナスのクロスに合わせたシュートが放たれます。守備陣も体を張りましたが、わずかに弾ききれず失点。試合は振り出しに戻ってしまいました。重い空気が流れかけましたが、その後の流れを渡さないように、声を掛け合います。すぐに切り替え、再びゴールを目指します。
前半40分、再びチャンスが到来。ハンドを誘いフリーキックを獲得すると、相手のクリアでコーナーキックに。この大事な場面のキッカーは再び4番・藤本道(3年)。ゴール前へと鋭く蹴り込まれたボールに、13番・池永泰人(2年)がまたもヘディングで合わせ、今度は決勝点となる2点目を奪いました。二度目のゴールに会場は大きく沸き、チームの士気は一気に高まりました。その勢いのまま、前半を2-1で折り返します。
ハーフタイムでは、この流れを絶対に切らさない、追加点を狙い続けようと話し合い、さらに気持ちを高め合いました。
そして迎えた後半。チームは前線からのプレスがはまり、ボールを奪える場面が増えていきました。攻撃のリズムも少しずつ掴み、自信を持ってプレーできるようになっていきます。しかし、なかなか決定的な場面には持ち込めず、時間だけが過ぎていきました。そんな中、後半25分に大きなチャンスが訪れます。相手のファールを誘い、PKを獲得。キッカーは背番号3番、和田海輝(3年)。これを決めれば試合を大きく引き寄せ、勝利をほぼ手中に収められるという場面でした。ピッチ全体が緊張に包まれ、ベンチからも祈るような視線が集まります。
キッカーはゆっくりと助走を取り、渾身の一撃をゴールへ放ちました。しかし、ボールは惜しくも右へ逸れ、ゴールポストに直撃。得点には至らず。それでもすぐに仲間たちが声をかけ合い、全員で3番・和田海輝(3年)を励まします。失敗を責める者は一人もおらず、むしろチームの結束はさらに固くなりました。
その後も一進一退の攻防が続きました。互いに決定打を欠いたまま時間は進み、ついに試合終了のホイッスル。スコアは2-1。見事、Bカテゴリーは最終節を勝利で締めくくりました。笛が鳴った瞬間、ベンチから飛び出した選手たちとピッチに立つ仲間が抱き合い、喜びを爆発させました。涙を流す選手もいれば、笑顔で仲間を称える選手も居て、全員が同じ気持ちで繋がっていました。
試合が終わった後に思ったのは、やっぱり“3年生と一緒に戦えるのはこれで最後かもしれない”ということでした。選手権のメンバーに選ばれなければ、3年生はここで引退になります。勝てた喜びの裏には、そんな切なさもありました。最後まで声を出して仲間を引っ張り、全力で戦ってくれた3年生の姿は、1、2年生にとって大きなものを残してくれたと思います。
最終節を勝利で終えられたことは、単なる勝ち点ではないです。最後まで諦めず、仲間を信じて走り続けることの大切さ。声を掛け合い支え合うことで、どんな困難も乗り越えられること。3年生が残してくれたものは絶対に消えることはありません。その思いを受け継いで、これからも全力で戦っていきます。
【ご覧頂く皆さまへ】
全9節を通して応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
結果は3位となりましたが、2025年度のBカテゴリーは、これまで以上に成長できた一年となりました。
これからは順位決定戦に臨み、新体制での活動も始まります。引き続き、温かく見守っていただけると嬉しいです。
改めて、熱い応援をありがとうございました!
