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【Cチーム】地区YL1部 第3節 vs. 立川
2025年4月20日(日)、
地区ユースリーグ、大成高校サッカー部Cカテゴリーは、立川高校と対戦しました。
空は曇り。太陽は顔を出していないものの、風も穏やかで、気温もちょうど良く、選手にとっては絶好のサッカー日和。緊張感と高揚感が入り混じる中、キックオフの笛が鳴りました。
立ち上がりから、両チームともに気迫のこもったプレーを展開。しかし、土のグラウンドに慣れた立川高校がボールを握る時間が長く、我々大成は押し込まれる苦しい展開が続きます。
思うように繋がらないパス。砂で足元が滑ってしまう。それでも、全員が体を張り、走り、粘り強く守り切る。
前半、何度かあったカウンターのチャンスも決めきれず、0-0で折り返し。
ハーフタイムでは、ピッチに立つ選手も、ベンチも、全員で意見をぶつけ合い、修正点を確認。「このままじゃ終われない」その気持ちを胸に、後半に挑みました。
ですが、後半も簡単には流れを掴めません。一瞬の隙を突かれ、ピンチを迎える場面も。
しかし、集中力を切らさず、全員でゴールを守り抜きます。
後半、待ち望んだ時が訪れようとしました。鮮やかな連携から、ネットが揺れるかと思われたその瞬間、主審の手が挙がる。オフサイド。ピッチ上の選手たち、ベンチ、応援席が一斉に沸いた歓喜が、静かに飲み込まれました。一度は掴んだゴールが、目の前からすり抜けていく。
けれど、それでも選手たちは顔を上げたまま、ボールを拾い、再びキックオフの位置へと戻っていきます。
残り時間わずか。引き分けすら頭をよぎる中、ドラマは訪れました。
後半44分。相手GKのゴールキックを10番・武田(3)が胸でトラップ。そのボールをすかさず11番・筒井(2)へ。筒井は視線を上げ、ゴール前へと浮き球のクロスを送ります。
ふわりと舞い上がったボールに、反応したのは3番・吉田(3)。絶妙なトラップでコントロールし、またも浮かせたパスでゴール前へ。その先に待っていたのは、13番・鈴木(2)。背後から迫る相手DF、前には飛び出してくるGK――一瞬の間にボールを動かし、GKを抜き去ると、冷静に右足でフィニッシュ。
土煙をあげて、ゴールネットが揺れました。
スタンドもベンチも、ピッチの選手たちも、全員が歓喜に包まれた瞬間。
この1点が決勝点となり、1-0で試合終了。
この試合を通して、チーム全員が「勝ちにこだわる」ということの意味を、改めて証明しました。どんなに不利な状況でも、どれだけ悔しい瞬間が続いても、最後まで諦めず戦い抜いた先に、勝利は待っていました。
そして次節も、同じく土のグラウンド。今日以上に厳しい戦いになるかもしれません。
だからこそ、また一から準備し、今日以上の“強さ”をピッチで表現してみせます。
勝ち続けるために。進化し続けるために。全員で、また走ります。次も絶対に勝ち点3を掴みにいきます。
引き続き、熱い応援をよろしくお願いいたします。
⚽️ 次節のお知らせ ⚽️
日程:5月25日(日)
対戦相手:三鷹高校
場所:東京都立三鷹中等教育学校
時間:AM kickoff予定