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2024年度引退ブログ第23弾「理想とは違った3年間」工藤 佑斗

僕が大成高校サッカー部を選んだのは選手権に出たいという理由でした。僕は小学生の頃から選手権を観に行っていて自分もいつか選手権のピッチに立ちたいという夢を持つようになり、高校まではサッカーを頑張ろうと心の中に決めていました。
中学校3年生の3月から大成高校での練習は始まり、最初の練習では日向寺コーチの熱量の凄さに驚きました。全国を目指すチームでやって行くためにはこの熱量を持っていないといけないのだと思い、サッカーに対する想いは強くなりました。毎日の練習で自分が成長している実感があり、サッカーがとても楽しかったです。毎日が競争でその競争を勝ち抜くために必死でした。Unityリーグの開幕戦の関東第一戦の前日の練習で寝坊をしてしまい副審をやったのは、今となれば良い思い出です。Unityリーグでは毎試合メンバーが入れ替わり、Unityリーグ前日の練習では、ベンチ入りがかかったダブルボックスのゲームをやっていたのも懐かしいです。そこでは何としてでもベンチに入りたいという気持ちのぶつかり合いで、スタメンが決まっている選手たちも声をかけて、チーム全体が試合に向かう雰囲気を作り、士気を高めていたのを覚えています。Unityリーグは思うように勝ち続けることができず、降格争いになってしまったけど、最終節でチームが勝利できたのはとても嬉しかったです。しかし、僕は最終節で右膝を怪我してしまいました。
1年カテゴリーが解体され、Bカテゴリーに所属することになりました。そこで榊原コーチと出会いました。初めの練習は参加することもできず、ピッチの選手に声をかけることしかできませんでした。何で自分は怪我をしてしまったのか、なにをモチベーションにグランドに向かえば良いのか、そんなマイナスな気持ちで練習に向かっていました。Bカテゴリーに分けられてから最初の遠征に行くこともできず、自分が復帰してから出れるポジションはあるのか、練習についていけるのかと不安しかありませんでした。年明けから復帰をし、練習に参加し始めると怪我をする前の感覚でプレーすることができず、なかなか上手くボールを蹴れなかったり、ドリブルしていてもボールが足につかずミスを繰り返していました。怪我をしている期間は復帰が楽しみで仕方なかったのに復帰してみると上手くいかない自分にイライラしていました。そんな中、榊原コーチは自分がしたいプレーじゃなく、自分ができるプレーをしろと言ってくださり、言われた通りにしてみると上手くプレーできるようになり、とても驚きました。 
 
それから、Bカテゴリーで試合に絡めるようになり、再びサッカーを楽しむことができるようになりました。しかし、地区トップリーグ開幕戦ではベンチにいるだけで試合に出れませんでした。とても悔しくて、次の試合では絶対に出てやると思い、それからの練習に取り組み向かえた第2節からはスタメンで試合に出れるようになり、自分の中では順調に進んでいると思っていました。榊原コーチは練習の時や試合の時、合宿の時に僕とたくさんコミュニケーションを取ってくれてお父さんのような存在でした。夏休みが終わる頃に僕は気胸にになってしまい、それ以降のリーグ戦に出ることはできず、2年目終わってしまいました。最終的に2位という順位で昇格することができず、とても悔しかったです。同じ代の選手が選手権メンバーに選ばれていたり、主力として試合に出ていて、自分はBカテゴリーのまま高校サッカーが終わってしまうのかとネガティブな感情になっていました。しかし、2年生になってからずっと中心となって応援をしていたので、自分の応援で少しでも試合に出ている選手の力になればという思いでスタンドから声を出し続けました。1個上の代の選手権は準決勝で敗退してしまいました。自分の代では応援する側ではなく、ピッチに立って東京都予選を勝ち上がりたい、そんな思いで自分の代のがスタートしました。 
 
最初のカテゴリー発表ではトップチームに上がることができ、とても嬉しかったです。しかし、大阪遠征で遂にやってきたチャンスを掴むことができず、すぐにBカテゴリーに戻ってきて、吉田コーチと出会いました。裏選手権で活躍すればまた、トップチームに戻るチャンスはあると思い練習しましたが、裏選手権に呼ばれずにBカテゴリーに停滞してしまいました。しかし、再びチャンスがやってきました。それは青森遠征です。だけれど、そこでも自分はなにもすることができず、Bカテゴリーとしてシーズンが始まりました。地区トップリーグでは自分の思うようなプレーができず、なかなか結果を残すことができずに自分の中で焦りが生まれてきました。トップチームは開幕から負けなしでリーグ戦を進めながら、関東予選が始まり、僕は今年も応援なのかという思いとみんなに頑張ってほしいという思いがある中で応援団長として応援していました。トップチームのみんなは自分の応援に応えてくれているかのように素晴らしいプレーをしてくれました。結果的に関東大会初出場で初優勝するという完璧な結果で終わってくれて嬉しかったです。しかし、吉田コーチは関東大会を優勝したトップチームにBカテゴリーの選手は食い込んでいけるのかというのをずっと問いかけていて、僕はその時、今のトップチームに食い込んでいける自信はないと思っていました。その時点でトップチームに上がれるわけがなかったのです。そのままBカテゴリーでサッカーを続け、6月には分離症になってしまい、夏の合宿でもプレーすることができず、このままトップチームで試合に出れずに引退なのかな、など落ち込んでいました。リーグ戦終盤で復帰したものの、結果を残すこともできず、出場時間もあまり確保することができずに地区トップリーグ最終節を迎えました。勝てば優勝という試合で後半の途中から出場し、ゴール前でチャンスがきても決め切れることができず、チームは勝利したが、自分は結果を出すことができないまま終わっちゃったのかという喪失感に襲われました。ここまでのリーグ戦で0ゴールと結果も残していなかったので、選手権メンバーには入れないだろうと思っていました。
しかし、豊島監督は僕を選手権メンバーに入れてくれました。一緒に戦ってきた3年生の中には選手権メンバーに選ばれずに引退という形になってしまった選手もいる状態で選手権メンバーに選ばれた以上そいつらの想いも背負って絶対に選手権に出てやるという気持ちでトップチームの練習に参加しました。積極的に声を出してチームを鼓舞して、プレーでも自分の出せるものを最大限出したことが繋がったのか、選手権予選の最初の試合では途中出場でゴールを決めることができて、今までサッカーをやってきた中で1番幸せな瞬間を味わうことができました。決めた後はすぐにそれまで一緒に応援してきた仲間の元に全力で走っていきました。元々トップチームにいた3年生の仲間も自分のゴールを喜んでくれて、最高の仲間を持ったなと実感しました。次の試合では出場することも出来ずにあっさりと夢が叶わず終わってしまいました。
本当は自分も試合に出たかった、自分を使ってもらえるほどのアピールを練習でできていれば、もっとみんなに声をかけていたら何かが変わっていたかもしれないと後悔することは多かったけれど、それもサッカーだということを痛感しました。
選手権が終わってからはTリーグがあるからと気持ちを切り替えようと思っても、なかなか切り替えることはできずに引きずってしまいました。しかし、僕は大学ではサッカーをしないという決断をしたので高校サッカーをやり切らなければいけないと自分に言い聞かせ、出場できるTリーグ2節に全力で向かっていこうとスイッチを入れました。そして迎えた、修徳戦では前半にスタメンのみんなが圧倒してくれたおかげで後半から出場することができ、担任の先生の目の前でゴールを決めることができてとても嬉しかったです。最終節の相手は1年生の時のUnityリーグ開幕戦と同じ関東第一で、僕は大成高校サッカー部に入部が決まる前に関東第一のセレクションで落とされていたのとUnityリーグでは寝坊により戦えていなかったので個人的に因縁の対決でもあり、サッカー人生最後の引退試合ということもあり、闘志を燃やしていました。後半からの出場で絶対に自分で決めてやるという思いでピッチに入りました。ボールを持ってからうまくサイドに散らしてクロスが上がってきたと思ったら、僕の目の前に大成のエース『小野藍大』が現れあっさりとゴールを決められてしまいました。これも僕らしい終わり方だなと思い納得しました。引退試合を3年生みんなで勝てたのは最高な思い出です。夢だった選手権の舞台に立つことはできなかったけれど、この3年間は一生忘れることのない貴重な時間となり、大成高校に来たことで出会えた一生の仲間、豊島監督、スタッフの方々がいて僕は大成高校を選んで良かったと思います。監督、スタッフの方々にはサッカーだけでなく人として成長するためにもたくさんのことを教えていただきました。本当にありがとうございました。
今までサッカーをしてきて、お父さんとお母さんにはたくさんのスパイクを買ってもらったり、遠征に行かせてもらったり、ユニフォームを揃えてもらったり、ご飯を作ってもらったり、洗濯をしてもらったり、試合を観に来てもらったりとありがとうだけじゃ足りないくらいの事をしてもらいました。サッカーは辞めてしまうけどこれからはカリスマ美容師という夢を追いかけて、突き進んでいくのでこれからもよろしくお願いします。みんなのお父さんやお母さん、兄弟の皆さんにもいっぱい感謝しています。試合を観に来た時に温かい声をかけてくれたり、試合に勝った時は一緒に喜んだり、僕が応援で声を出している時に笑ってくれたりと本当に大好きな大成ファミリーです!最後に3年間一緒に戦ってきたみんな、この大成高校でみんなに会えてほんとにに良かった。これからサッカー続けるやつは本気でプロ目指して頑張ってほしいし、サッカー辞めるやつは新しい道に自信を持って進んでほしい。俺は美容師になるから、いつかみんなの髪切れる日を楽しみにしてます。プロになった人たちは絶対俺のとこで切らせてね。しっかりSNSでバズらせてもらいます。地方に行かない人たちは、練習台になってもらいたいので髪切りたくなったら連絡待ってます。もうみんなと全力でサッカーすることができないのは寂しいけど、みんなと中3の終わりの頃から同じ場所目指して切磋琢磨してこれたのは人生の中でとっても大切な財産になりました。みんな一生の仲間だと思ってます。卒業してからまた成長したみんなに会える日を楽しみにしています。ありがとうございました。

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