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2024年度引退ブログ第5弾「理想と現実」 諸井 蔵ノ介

入学してすぐ、僕は周りの人のサッカーに対する意識の高さに驚いた。
試合に多く絡んでる人でさえ毎朝グラウンドに行ったり、練習後校門が閉じるまでボールを蹴っていた。
「全国目指すってこーゆー事か」
そう感じた僕は入学早々、出鼻を挫かれた気がした。
とは言ってももちろん試合に出たかったし、国立のピッチを縦横無尽に走りたかったから必死に喰らい付いた。
自分なら出来ると信じてボールを蹴り続けたけれど、ガジさんが求めている事をうまく表現することが出来ず、試合にほとんど絡めなかった。
悔しかった。
「またベンチか」「今日はベンチ外かよ」
そんな事をスタメンの奴らが集合写真を撮っている時に思っていたから正直辛かった。
けど、サッカーを辞めたいなんて1ミリたりとも思ったことはなかった。
「今は試合に出れてないけどいつか自分のところにチャンスは回ってくる」
この言葉を自分に言い聞かせる事が僕の原動力だった。
そんな一年生カテゴリーの期間が終わり、新チーム体制になった。
僕はBカテゴリーに配属された。
ここからの一年間は悔しい思いを胸に、Bカテゴリーでスタメンとして活躍して三年生の時にトップチームになってやると意気込んでいた。
しかし、ある日突然サッカーに対する情熱がプツっと切れてしまった。
反骨心。向上心。
そんな言葉は僕の中から消えていった。
そこからは毎日サッカーが楽しくなかったし、辞めたかったからしんどかった。
もちろんそんなマインドだからCチームに落ちたため、いよいよサッカー部を辞めようと思って親にまで相談した。
この頃は今まで17年間生きてきた中で一番辛かった。
そんな時、吉田さんに出会った。
その吉田さんは僕に
「サッカー辞めるのはまだ早いな」
と思わせてくれた。
なんで自分がその時そんな気持ちになったのか分からないけれど、吉田さんの下でやるサッカーが楽しかった。
そこからは毎日ただ楽しんでボールを蹴っていた。
そのまま夏になり、全体合宿の後僕はB2カテゴリーに上がった。
そこで吉原さんという人に出会った。
吉原さんからはサッカーをただ楽しむとはまた違う、サッカーを学ぶ楽しさを教えてもらった。
いつも論理的にサッカーを教えてもらい納得の連続だった。
練習後2人で長々と色々な話をしていたあの時間はコーチと選手という関係を忘れてしまうような時間でとても楽しかったし、刺激的だった。
この2人との出会いは僕のサッカー人生においてほんとうに大きかったと思う。
辞めたいとまで思っていたサッカーをここまで続けることが出来たのも吉田さん、吉原さんのおかげです、ありがとうございます。
B2カテゴリーが終わってから引退までの1年間は中身の無い1年だった。
こんな三年間を過ごした僕が思うのは、最高の仲間に恵まれて良かったと言う事だ。
友達のお母さんと付き合いたいって言う古典12点の奴、
全国大会で8点決めたとか言う嘘が下手すぎる奴、
まじでずっとうるさくておもんない田舎のFW、
気付いたら誰かに悪戯を仕掛けてる板橋区出身の奴。
正直変な奴らしか居ないけど、
ヒカルから始まってサクトまでの30人全員に出会えて良かった。
大成に来て、良かった。

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