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引退ブログ第三十七弾「日のあたる泥道」

小さい頃にテレビで見た高校サッカー選手権に憧れて自分もこの場に立ちたい。そんな強い思いを胸に都内でレベルの高いこの大成高校に進学することを決めました。
1年生の頃は練習も楽しく充実してました。ただ夏の期間、足がつりやすくなり、走ることが苦手になりました。すぐに足がつってしまうことから『 3分』『 ウルトラマン』と言われ、徐々に試合に出場する機会も少なくなり苦しかったです。今思えばフィジカルトレーニングで負荷をかけすぎたのかなと思います。ずっと1年のトップチームにいることは出来たけど、ベンチ。最後のリーグ戦には全く絡むこともできずスタメンだった人達はAチームへ上がり、ベンチだった自分はBチームへ。悔しさだけが残った最初の1年でした。
2年の頃はBチームの日野先生のもとスタートしました。練習を少しでも手を抜くとめちゃめちゃ叱ってくれて、全てのことに全力で取り組む癖がついた気がします。リーグ戦全勝という結果をもたらし、すべてのトレーニングには何かしらの意味があったんだと思っています。日野先生は生徒の意見を聞いてくれて、すぐに実行する行動力があって一緒にサッカーをしていて本当に楽しかったです。
3年生になり、やっとAチームに上がることが出来たんです。皆に追いついたという安心もあったけど、すぐにバチバチにやり合う闘技場だったAチームに恐怖を覚えました。その中でサッカーすることに慣れた頃、Aチームの3番手からスタメン争いできるようになっていきました。Tリーグではスタメンで出場することができ、波に乗ってたと思っていたのですが足首を何度も怪我してその波もいつの日か消えていました。それでも必死に練習に取り組み、インターハイで試合に出してもらったことはすごく嬉しかったです。そこからは全くスタメンに絡むことは出来なかったです。
同じポジションの選手が7人となり、近いうちにBチームに落とすと言われすごく不安でした。
大学の帝京と試合した時にチーム全体が上手くいかなくて、上手くいかない理由は全部ボランチだと言われ正直不満でした。みんなそれぞれ思うことがあって、意見をぶつけ合うだけじゃ何も進まないのだと感じさせられました。
結局、選手権前にBチームに落とされました。目の前が真っ暗で部活に行くのが本当に嫌でした。
自分の目標にしてた選手権は呆気なく終わってしまったけど、仲間が本気で戦ってる姿。スタンドで見ててかっこよかったです。最後まで一緒にピッチで戦いたかったなあ。
学校生活でも体育の授業でも部活動でも切磋琢磨出来た最高の仲間に恵まれて感謝してます。
3年間ありがとう。出会ってくれてありがとう。
後輩へ
話しかけてくれてありがとう。全員上手い。だからこそチームと全体でたくさん会話して、たくさん悩んで''ゴール''見つけてください。
1年後、選手権優勝というゴール達成するのを期待してます。
指導者へ
色んなチームと試合を組んで頂いたり、選手のためを思って練習メニュー考えたり。また、大成には素晴らしいメディカル・フィジカルトレーナーがいて本当に助けられました。大成の指導者は良いと思ったことはすぐに取り入れる行動力があって本当に好きでした。この3年間たくさんのことがあって大変だったけど、3年前の自分に比べて人としてもサッカー選手としても大きく変わった気がします。
監督のたまにぶっ込んでくるギャグ好きでした。 
 
綺麗な言葉を並べるのが好きじゃないので思ったこと書きました。ここまでお読み頂きありがとうございました。

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