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引退ブログ第三十四弾「三年間を振り返って」

僕はこの大成高校では山あり谷ありの色々な経験をした三年間だった。僕は中学校があまり名の知られていないチームから強豪の大成高校に来るというのは、自分にとって大きな挑戦だった。サッカー部に入部する前は、自分が通用するのか楽しみという感情が大きくあった。また、中学までフィールドをやっていた自分がどれだけ成長できるかというワクワクがあった。いざ入部してみるとやはりハイレベルな練習でついていけなかったが、毎回の練習で学べる事ばかりで次第にサッカーの本当の楽しさが分かるようになり、本気でサッカーに打ち込むようになった。日々の練習でいかにコーチの言葉を自分に吸収できるかの競争だった。しかし、一年生の後半に骨折をしてしまい、他のメンバーは成長し、多くのチャンスも逃してしまいとても悔しい日々が続いた。そんな時に一番自分が諦めない気持ちを持てたのは、当時三年生の先輩の姿だ。試合での姿や練習中での姿はいつも憧れで沢山の勇気をくれた。「自分もいつかはあんな選手になりたい」と思い、復帰してからも一生懸命頑張れた。2年生に進学しコーチが評価をしてくれて、トップチームに昇格する事ができた。この年は特に大きな事を学べた。トップチームではさらに練習強度が上がり、先輩とも切磋琢磨してさらに成長する事ができた。しかし、tリーグなどの公式戦ではうまく結果が出ず、チーム自体が伸び悩んでいた。そんな時東京選抜に呼ばれた。そこでは周りとの実力差に苦しむことが続いたが、自分の課題が明確に見えてきて沢山の事を学び、成長できた。tリーグ後期になり次第に勝ちが多くなり、チームの成長を感じた。結果的に選手権では自分が先輩の代わりに出て良い結果が残せず本当に申し訳ない気持ちと、実力が全く足りなかった悔しさが残った。三年生になり、ここからの一年間は本当にあっという間だった。最後の一年は、新チームが始まってすぐに僕が足首を怪我してしまいめちゃくちゃ悔しかった。しかし、自分と改めて見つめ直し、本当に目指しているところを考えた。それは選手権でみんなと全国に行くことだった。復帰して、日々の練習でその夢だけを追いかけてみんな全力で取り組んだ。そして選手権の前の時之栖遠征、あの時の夜のワクワクが一番記憶に残っている。一年生の時に見た先輩の選手権での姿。同じ場所に立ちたいと願いやっと立つことができた。だが、結果負けてしまった。本当に悔しく、最後もっと自分にできることはあったんじゃないかとずっと考えていた。だからこそこれも大事な経験ととらえこれからのサッカー人生に繋げて行きたい。大成高校に関わる沢山の人に支えられて最後まで頑張れた。
色々あったけど、このチームでみんなと一緒に戦えて良かったです。
三年間ありがとうございました。

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