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引退ブログ第三十三弾「充実した3年間」

長かったようであっという間だった高校サッカーが終わりました。入学してからの3年はいろいろなことがあり自分をより大きく成長させられたと思います。
 僕は元々大成高校に最初から入学する気はなくサッカーもここまで本気でやるつもりはありませんでした。しかし、当時の第一志望であった高校に落ちてしまい大成高校に入学する形になりました。そして全国出場を目指して本気でサッカーを続けることにしました。
 部活の仮入部期間は推薦で入ってきた選手と一般で入ってきた選手が完全に分かれていて部員も相当多かったです。しかし、人数の多さは自分が絶対3年後に試合に出るとモチベーションにつながりました。仮入部期間が終わった5月、僕はすぐに推薦組の練習に参加することできました。その出来事によりさらにやる気が出ました。
 Unityリーグが始まった初戦。僕はスタメンで出ることができました。しかし、結果は自分のミスでチームを負かしてしまいすぐにスタメンから外されました。せっかくの大チャンスを潰してしまった自分が嫌になりました。
次の試合からライバルがスタメンで出てとても悔しい思いをしました。練習からアピールしないともう試合には出れないと感じたため自分は練習を今まで以上に本気で取り組みました。その頃の1年のAチームはみんながスタメン争いに関わるためにバチバチで練習に取り組む最高の環境だったと思います。そして、またスタメンを取り返すことができました。そこからはスタメンで試合に出ることが増えていきました。
 2年になり1年のチームが解散し自分はトップチームに所属させてもらいました。新チームになり怪我で試合に出れない3年生が多かったので関東予選、Tリーグは最初の方は出してもらいました。その時一個上のレベルを体感し差を突きつけられました。しかし、通用した部分もありそこは大きく自信になりました。その後3年生が怪我から帰ってくることで自分の序列が下がり最終的には夏以降1回もベンチに入れてもらうことができませんでした。悔しくて監督に直接言いに行ったりもしました。目の前で試合に出る、ベンチに入っている同級生を見て来年は自分は試合に出れるのかと考えることも多くありました。
 三年生が引退し自分たちの代になった時僕は怪我をしていました。当時自分はサイドバックとしてプレーをしていたけれどそのポジションに去年からベンチに入っている選手がいてスタメン争いに正直勝てる気はしませんでした。そこで自分は新チームが始まってすぐに監督に「センターバックをやらせて欲しい」と言いに行きました。しかし、言いに行ったはいいもののセンターバックとしてなかなか試合に出ることができずトップチームのサブとして活動していました。
そんな僕に転機が訪れたのは3月。
遠征先でサイドバックをやった時のことです。
ちょうどサイドバックの選手がいませんでした。そして、代わりに僕がサイドバックとして試合に出ていいプレーができたので再びサイドバックとして試合に出れるようになりました。
そして関東予選、インターハイまでサイドバックとして試合に出続けることができました。
しかし、チームとしては夏の中断期間まで0勝。どうやっても勝つことができない。そんな苦しい状況でした。そして夏を迎えました。自分たちは思い切って自分たちがやりたいサッカーではなく勝てるサッカーに切り替えました。
それにより選考されるスタメンが変わり自分はセンターバックとしてまた試合に出続けることができました。中断期間が明けTリーグが再開し自分たちは少しずつ勝てるようになりました。
 そして、選手権に入りました。リーグ戦とはまた違った緊張感がありました。しかし自分たちはいつも通りということを心がけてプレーすることを意識しました。そしてBブロック準決勝。自分が憧れてきた舞台に辿り着きました。しかし、『西が丘という舞台に憧れているチームは勝てない。』この一言で自分は気持ちを切り替えて試合に臨むことができました。さらに応援してくれているチームメイト、学校の生徒や先生など様々な人のために勝たなければならないと気持ちが固まりました。正直、入場すると緊張はなかったです。試合はすぐ2点取られ苦しい展開になりました。しかし自分のアシストで1点返しました。後半になるにつれ自分たちのペースになり点が取れると思っていたけれど結果はそのまま終わり1ー2。3年間目指してきた全国出場は叶いませんでした。
 3年間はとても充実したものになりました。
この3年間は自分を大きく逞しく成長させてくれました。自分のライバルとして常にスタメンを争ってきたチームメイト、学校の先生や生徒、そして親がいなかったら自分はこんなにもいい経験ができていないと思います。
 常にみんなで駆け抜けてきた3年間。全員が高みを目指して戦った3年間。苦しい時もみんなで話し合い、時には喧嘩もして乗り越えてきた3年間。振り返るとまだまだいろんなことがありました。
自分のサッカー人生は高校で終わりです。でもサッカーが好きということは死ぬまで変わりません。またみんなでサッカーできるのを楽しみにしています。
3年間ありがとうございました。

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